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「捨てられそうなものに捨てられそうな話を彫る」
制作年 2019〜2020 漫画・廃棄された家具等
Reborn-Art Festival2019で会場の設営をしていた私は、なんと開催日までに作品がまとまらず、
不完全燃焼な形で展覧会をスタートさせることになってしまった。
会場で山形藝術界隈の他のメンバーがしっかり作品を間に合わせた中で、自分だけが取り残された状況になりやるせない気分に陥った。
そんな中、宿泊していたパナックけいていの部屋で被災して使われなくなった家具を見つけた。
私は無性にその家具に漫画を彫りたい衝動にかけられて、パナックけいていの主人の佐藤さんに家具を譲り受け、公開制作という形で会期中に町で聞いた震災の話や歴史の話を家具に彫っていった。
戦後74年、震災から8年、風化して捨てられそうだった物語が廃棄予定の家具の中に刻まれていった。
渋谷剛史展「刻まれた裏物語」
会期 2020年12月13日〜12月20日 会場 HESO
Reborn-Art Festival 2019 市街地エリア
会期 2019年8月2日〜9月29日 会場 柏屋ビル
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